#019 久しぶりのブログです。ですがカープです。
我が家のベテランパソコンがすこぶる調子が悪く10日間ほど動きませんでした。
原因不明ですが謎の復活を遂げたのでよしとしましょう。
開幕直後ブログたくさん書きたかったのに全然できませんでした!!
久しぶりのブログなんでベイスターズのこと書くつもりだったんですが…
今日はカープです。
なんかね、Twitter見てると心が痛んで。
野球離れる人がこんないるんかって。
野球って面白いよ、楽しいよ。
実際3連覇してる最中はたのしかったでしょ?
ちょっと弱かった頃だって栗原のホームランに東出のタイムリー見て喜んでたでしょ?
広瀬の強肩自慢してたじゃん、梵の守備に見とれてたじゃん。
最近ファンになりたての方々は負けて悔しい思いして、悲しんで、その分勝った時には喜びましょう。全力で喜びましょう。
ベイスターズ応援してて今何が楽しいかって、弱かった期間長いし今も危なっかしい試合ばかりだし。だから一勝が大きいんです。喜怒哀楽がびっしり詰まってるんです。昨日の甲子園で落ち込んで、怒って、悲しんで。だから今日の濱口に痺れるんです。
それが魅力のチームなんですよ。応援する側もめっちゃ疲れる。それが魅力。
ずっと強いままって今のプロスポーツの世界じゃ無理がありますよ。
カープもひと昔前はちょっと弱くて、悔しい思いしてきた中で、それでも100敗なんかしなかったしどんどん強くなったでしょう?
10試合そこらで自分のチーム嫌いになっちゃいかんですよ。
3連覇の誇り捨てたらいかんですよ。
相手がいるから試合ができる、強いチームがあるから勝ちたくなる。
がんばれカープ、3連覇は本当に羨ましかったし、強かったし、凄かった。そんな簡単に折れるようなチームじゃないはず。
野球嫌いになっちゃだめですよ。
野村謙二郎だって言ってたじゃないですか。
野球はいいもんだぞ、野球は楽しいぞって。
#018 開幕戦!今永投手“奪三振ショー”で\横浜優勝/!!
\横浜優勝/
開幕戦見事に勝利!!
もちろんヒーローは今永投手とキャプテン!!!
去年からあれだけ苦しんで、先発から中継ぎに配置転換。オフにはオーストラリアも志願して派遣。
悔しい悔しい一年間を過ごして、
ようやくつかんだ開幕投手のマウンド。
もうね、涙出ますよ。
自らのバットで出塁して。
開幕に無理やりにでも合わせて帰ってきた梶谷選手がフォアボール。
オープン戦首位打者の楠本くんが鮮やかなヒット。
みんなで作った満塁のチャンス。
そしてキャプテンの一打。いつもの豪快な当たりではなく、まさに執念の一打といったしぶとい当たり。
今年のベイスターズはこの野球です。
強いですよー。
日本一なりましょう。
#017 159km/h!!豪腕リリーバーカルテット完成!?
なんと159km/h!!国吉投手があっという間に自己記録を更新するピッチングで、現在の絶好調ぶりを球団記録の3万人超えの観衆に見せつけました!!
ちょっとヘンテコな新投球フォームがハマり制球もわりかし安定している印象です!これもオーストラリア効果なのか…そうだとしたら毎年キャンベラ・キャバルリーに選手派遣してもらいたいもんです笑
昨シーズンは13試合のみに終わり、不本意なシーズンを過ごした国吉投手。これだけ馬力のあるピッチングをシーズン通して見せてくれるとしたら、試合終盤の安定度もグッと増すでしょう!
国吉投手の覚醒により、パットン将軍、エスコバー、三嶋投手、砂田くん、三上投手、そしてヤスアキのリリーフ陣はリーグ屈指の陣容に!!
かつて木塚投手、加藤投手、川村投手、クルーンの4人のリリーフのイニシャルをとって“クアトロK”と呼ばれていましたが、今年の豪腕リリーフ陣はクアトロKを上回る完成度と言っても過言ではないでしょう。
オープン戦とはいえパットン将軍、エスコバー、三嶋投手はそれぞれ防御率0.00と絶好調、国吉投手を含めた4人とも奪三振率9超えと、いやでもポジりたくなる内容です!!!
昨シーズンはエスコバーが158km/h、三嶋投手と三上投手と将軍が154km/h、ヤスアキが151km/hをマーク(ヤスアキは153km/hが最速記録)するなど豪腕揃い。
フルメンバーでシーズンを過ごせるようなら、それぞれの負担もグッと楽になることでしょう。
エスコバー、三嶋投手、パットンのリレーに国吉投手の豪腕カルテットにクローザーのヤスアキのリリーフ陣に注目です!!!
個人的にはここに石田投手が加わることを期待していますが…首脳陣も、もちろん本人も先発で考えているでしょうが、リリーフ登板の時のピッチングが忘れられないんです。
リリーフ登板の際の石田投手に関してはこちらの記事に書きましたが、
ホント凄かったんですよ
クレイトン・カーショウとかバリー・ジトとかトム・グラビンとかそんくらいの凄さ。さすがに言い過ぎかもしれませんが、先発登板とはまさしく別人でしたね。
あの球筋と高々と上げた送り足。豪腕リリーフの一員に入ってくれないかなぁ…
#016 今季初観戦で久々の\横浜優勝/ ごうくんウイング席へ初アーチ!!
\横浜優勝/
最高かよ!!嬉しくなっちゃう!!
7-4です。7-4。
\横浜優勝/
初回の攻撃!!
素晴らしい!!エクセレントですよ!!
久々昇格のクワが振りぬいて三遊間。
楠本くんドンマイ。
初回エンドランで一二塁間抜く、技ありヒットの宮崎選手。
新フォームがビンビンらしい調子イイごうくんタイムリー。
チャモさんフェン直タイムリー⇒お茶目な走塁死。
ソト様、外の高めを擦って軽々スタンドへ。
しびれますな。初回チャンテは熱い!
一番が出たら点入るって!クワのヒットで永池コーチが軽くお尻叩いたシーン良かったです。おかえりなさい。
二回表で失点!
鈴木大地のタイムリーツーベースで失点、騒ぎ始めるレフトスタンド。
しかしロッテの応援団は声量が凄まじい!敵ながらあっぱれですね。
角中選手の応援歌好きですよ笑
ららららぁー
かぁーくなぁーかー!!!!!
ららららぁー
かぁーくなぁーかー!!!!!
さぁ!戦え!角中!勝利へ導け!栄光の時を目指してぇー↑
これほんとカッコイイ。
笠井投手登板!!
6回まではほぼほぼ動きなし。井納投手ナイスピッチでした、150近くで安定してたし故障明けなんて感じさせない堂々の投球です!!
シーズンなら7、8回はいけるペースでしたね!!
そして笠井投手!初めて現地で見れました!
しかしながら打たれる、走られる、歩かせるでピリッとしない出来栄え。1失点で抑えたとはいえちょっと不安な感じでした。
まあ力みすぎてただけですよね!
ウイング席の初アーチはもちろんこの人!
そして中押しに主砲の一発!!
すげー角度でしたよ!!去年なら場外へ行く当たりは、今年だとウイング席なんです!
ウイング初アーチ見れてほんと嬉しかったです☆⁺
ごうくん本人も「年に何回か」と振り返る完璧なホームラン。
中押しで失点直後に取り返します!
砂田くん登板!
三番手は昨年酷使されまくってた70試合に登板してくれた砂田くん!!
ちょうどこのタイミングで日差しが無くなり、風が冷たくなってきました。
最初はバットをへし折るピッチング!
しかしこの後がいまいち、清田、加藤に連続タイムリーを打たれます。
まさかの2失点でしたが、なんとか逆転は許さず。
8回ウラは四球絡みで得点ができました!
イイですねー、見れてますよね!楠本くん、ごうくん、柴田くんのフォアボールなど、ダメ押しとなる3点目。四球絡みの得点が出来たのがイイですね☆⁺
最終回はパットン将軍!!
てっきりヤスアキ出るかと思っていたら将軍でした。もちろん危なげなく抑えてくれました、さくさく投げてあっという間に試合終了!!
ということで今季初の現地観戦は見事勝利で終えました!
次は31日にハマスタ行きます!!
\横浜優勝/
#016 カメラ試し撮り!!夜景撮ってきました!!
こないだとてもお安く買えたコンデジが思いのほかキレイに撮れたんで、夜景を試し撮りしてきました!!
うーんピント甘いの多いな…
色が暖かめで撮れる印象
こいつが3万切る価格なんで驚きです。
ひと昔前のデジタル一眼よりいけてるかも。
#014 開幕に向けて役者が帰ってくるぞー!!
15日になったら
井納投手が帰ってきますよー!!!
クワも予定通り帰ってきますよー!!!
16日にはキャプテンも帰ってきますよー!!!
17日(日)の今年初観戦に向けて役者が揃いますな!!
とてもテンション上がります!!
神里くんも力が入りすぎなのか数字が上がらず、先発組もことごとくイマイチな結果に。実績ある二人が開幕前に本調子に戻ってくれたらずいぶん楽になりますね!平良投手も実戦復帰のようでなにより。
そして軽傷はブラフで、実は開幕アウトなんじゃと不安だったキャプテンが一軍復帰です!16日のホークス戦からの見通しで、出るならスタメンと監督もコメント。
キャプテンも帰ってくるとなるといよいよ心配なのがカジのコンデション。守備にも就くなど順調なようですが、再発防止のためにも慎重に調整して欲しいもんです。
17日本当に楽しみ!!
できるだけ写真を多く取ってくるつもりです。
#013 オープン戦!もっとアピールしていきましょー!!
本日は3月9日以来のオープン戦!!
開幕に向け調整するベテラン、アピールにぎらつく若手。それぞれの思惑は違うでしょうが、オープン戦ならではの楽しみもまたあります。
それでは本日は、出場機会を求めてアピールする立場の選手を重点的にチェックしていきましょう!!
残念ながら下関の試合は雨天中止となり、2日間空いての実戦となりました。
2019.03.12 対東北楽天イーグルス
【スターティングオーダー】
1遊 大和
2中 神里
3二 ソト
4指 宮崎
5一 ロペス
6三 中井
7捕 戸柱
8右 細川
9左 宮本
先発 バリオス
目指せ先発ローテ!!
今日は石田投手の離脱で先発ローテ入りも見えてきたバリオス投手。前回登板で4失点をするなどイマイチの仕上がり名誉挽回のマウンド。
内野二人が外国人の布陣は投げやすいのではないかと思っていましたが、初回からボロボロで予定より早く降板という有様。
結局4イニングで7失点とローテ入りが遠のく結果に。この調子ではバックアップ要員の座は抜け出せそうにありません。ホークス時代はリリーフで活躍していた時期があるのですが、その時は連続ホールド記録を作るなど安定感あるピッチングを披露していました。どうやら後ろで投げるほうが向いているのかも。
しかし現状の投手陣で一番の悩みは先発投手。東くん、石田投手、平良投手が故障中、井納投手が間に合うかどうかという状況でバリオス投手に求められるのは先発としてイニングを稼いでもらうこと。開幕直後はこの様子だとだいぶ怪しいですが、それでも長いシーズンを戦い抜くためには先発バリオスの力が必要になるでしょう。
豪腕リリーバーが技巧派にモデルチェンジ!?
続いて登板したのは国吉投手。
昨年は新球カットボールを中心に投げるスタイルがちょっとだけハマり、なかでも8月25日の広島戦の狂気ともいえる先発マウンドで一世一代のピッチング。今年は一瞬の輝きで終わらないよう頑張って欲しいものです。
さて2回4奪三振の好投に監督も大絶賛。
登板過多気味の中継ぎ陣に殴り込みをかける堂々たるピッチング。カッターに加え、フォークやカーブ、スライダーにシンカーまで。昨年も157km/hをマークした豪腕が、今季はまさかの技巧派へ。豪州派遣で今永とともに何かを掴んで帰ってきたのかも!?
淡白すぎる打撃陣…
一方バッターはというと楽天の先発辛島投手の前にほぼほぼ何もできず。4イニングで1安打と低調気味。後続のピッチャーも崩せず、細川くんのマルチヒットにポジるしかない状態。
ミートの上手い楠本くんだったり、小技の利く雄洋がいればなぁと思うのですが、変にこの時期打ちまくってても開幕までどうせ持たないし…
やはり初回から点がとれる前がかり打線が一番いいような。1番神里くんもいいけれど、この調子なら
1番右 楠本くん
2番三 宮崎選手
3番二 ソト様
4番左 キャプテン
5番一 チャモさん
6番中 神里くん
7番遊 大和選手
8番捕手
なんてのも面白そう。塁に出られる選手を目いっぱい前に寄せて、初回に意地でも得点。個人的には神里くんが1番ってのを基本線に期待していますが、ここまで好調だと1番楠本くんも見たいですねー。ファームとはいえ昨年はルーキーながら.323をマーク。バッティングセンスはおそらくホンモノでしょう。
残りのオープン戦は楠本くん、柴田くんのような球を良く見て粘れる選手をもっと使っていってもらいたいですね!!
試合はというと、みなさんご存知でしょうが1対7の惨敗でした。
#012 19年ぶりの快挙!! “27番”は再びエースナンバーになるのか!?
実に23年ぶりとなるナゴヤ球場での一軍戦開催。きっと胸の高鳴りを隠せないオールドファンも大勢いたでしょう。'94年の10.8決戦*1、'96年の10.6決戦*2と球史に残る名勝負を繰り広げた舞台だけに、その思い入れも一入でしょう。
ナゴヤドームができてからそれだけの期間使用されていなかったことにも驚きましたが、それ以上に驚きなのはルーキー二人の圧巻のピッチング!!
惚れ惚れするような投げっぷりで、目の肥えたナゴヤ球場のファンを唸らせました!!
ルーキー二人の快刀乱麻のピッチング!!
ドラフト1位、上茶谷投手
4イニングをパーフェクト!!
先発のマウンドはドラ1ルーキー上茶谷投手!!東洋大出身で1試合20奪三振を記録したこともあり、東洋大150キロトリオの一人としてプロ入り前から高く評価されていました。下半身が弱く球速の割に力感不足とか某ヤクルトの名スカウトはこきおろしてましたが
前評判通りの快投を見せつけ、内容はなんと4イニングを被安打0、四球0のパーフェクトピッチング!!ぐっと軸足にタメがあり、縦横奥行きをフルに使うオトナのピッチング。プロで何年もやっているような風格さえありました!
4回の投球はセットポジション!!
当初は3イニング予定も、球数の少なさから急遽4回のマウンドへ。
ランナーを全く出さないから、4回はみずからセットポジションでの投球も披露。
オープン戦とはいえ、一年生の選手がここまで落ち着いて投げているんだからホンモノでしょう。
オープン戦初登板で4イニングをパーフェクトは19年ぶり!!
'00年の高橋尚投手以来の快挙!いよいよホンモノですよ、彼はやりますよ!
ここまでの実戦ではいまだに失点を許さない好投を続ける上茶谷投手。現時点ではローテーション入りはほぼほぼ決定でしょう。特に安定した制球は高く評価できそうです、安易に変化球が浮いたり抜けたりせず打者は狙い球を絞るのに苦戦しそうです。
それでも本人はストレートがいまいちと納得のいってないご様子。
うーん、これで本調子じゃなければどんだけのピッチャーなんだよ…
フォームのバランスもいいから投球後の動作も凄く軽快にこなしてましたね、強襲の当たりもサクッと処理して涼しい顔。制球もばっちりで左打者の膝元に投げ込むカッターなんか一級品。
近いうちエースの座にいるのは今永投手や東くんじゃなく、上茶谷投手かもしれません!!
ドラフト3位、大貫投手
こちらも4イニングを無失点!!
5回からマウンドに上がったのは同じくルーキーの大貫投手。上茶谷投手に負けじと4イニングを投げ3安打無失点の好投!!
新日鉄住金鹿島からドラフト3位で入団の即戦力投手です、先発候補の一人ですが私Tak.はリリーフ向きと実は見ています…
リリーフか先発か!?
こちらの記事で大貫投手も紹介していますが、ホークスの攝津投手のような印象を受けるピッチングでした。
この日の最速は148km/hをマーク。高さを上手に使う角度のあるピッチングで、危なげもなくゼロに抑えていました!!
個人的には上茶谷投手よりも使い勝手の面で活躍の機会が多いと予想していますが、何より制球の良さがその理由!!持ち球のシンカー(ツーシーム)、スライダー、フォークの全てが縦方向の軌道、それを浮かせずに低く集める能力は絶品です。
ひょうひょうとしたリズムの良さも好印象、テンポよく投げ込む姿はとても頼もしく感じます。
現時点では先発起用が濃厚ですが、どちらにせよすでに戦力として計算されているのは間違いないでしょう!!
ここでダメ出しを一つ。
嶺井捕手。2安打はおめでとうと言いたいのですが、ポロポロこぼすキャッチングはいかがなものかと。ましてやルーキー二人の球ですよ。
ランナーいないからキャッチングがルーズでも構わない、収まり悪くても構わない、そらしたわけじゃないとお考えでしたら今年はヤスアキ・平良専用機としてしか出番が無いでしょう。
伊藤光、戸柱両捕手は丁寧ですよー、目の色が違いますよー。好投を引き出したリードは文句ありませんが、キャッチングが捕手の本分です。捕り方、受け方、止め方には細心の注意を払い、そこからバッテリーの信頼関係が生まれると思っています。
あまりこういう批判めいたことは書きたくありませんが、ルーキー二人の好投の中、とても悪目立ちしていました。
#011 あれ?石田投手ローテ大丈夫…?
ちょっと遅れまして3月2日のオープン戦を。
札幌ドームでの日本ハムファイターズ戦。開幕投手候補の一人石田投手が先発マウンドへ、結果から言えば4イニングで68球に被安打4の2失点。
この数字の良し悪しはともかく、2月24日カープ戦は初回にノーアウト満塁になるバタついたマウンドさばき。今回も失点にはつながらないものの初回に二人のランナーを許す展開。一息ついたところで、ハーフスピードの中途半端な真っ直ぐを清宮くんに会心のホームラン。
うーん。あんまりプロの野球選手に文句を言いたくはありませんが、二年連続の開幕投手を務めた投手ならもう少し見栄えよく投げていただきたいですね。
長いイニングを意識すると腕の振りだったりステップの踏み込みだったり、どこかしらで省エネしすぎているような気がします。今の石田投手、去年先発で苦しんでいた石田投手は、頭でっかちで考えすぎなピッチングをしている印象。
去年味わった中継ぎ転向の屈辱。不満は口にせず、球に込めていく。まさしく気迫というか、凄みというか、投げる球は間違いなく一級品なのを見せつけてくれたのに。
投げた後に送り足が三塁側に高々と上がり、相手のバットをへし折り、なのに喜ぶ素振りは全くない。中継ぎでの登板が本当に悔しかったのでしょう、開幕のマウンドを踏みしめた両足が荒れたマウンドに居心地の良さを感じなかったのでしょう。
内外に球を散らして、低く低く丁寧に変化球を織り交ぜる投手が、半ば強引に無理やりアウトをもぎ取るピッチング。
去年のあの姿を見たからこそ、今年は本当に期待していました。
今永投手は同じく中継ぎ登板を命じられ、石田投手と同じ悔しい思いをした一年でした。悔しい思いを握りしめ、オーストラリアで投げて、キャンプで投げて、その中で感じた本人だけの手応え。それが今まさに“凄み”となっているような気がします。
今永投手はこちらで詳しく。
もちろん中継ぎ=先発失格など言うつもりは全くありませんし、ブルペンでよく投げる人で40~50球、試合で20~30球投げたりするんでリリーフ待機は本当に過酷な仕事です。パットン将軍や三上投手、三嶋投手、エスコもヤスアキも本当に頼りになりました。
石田投手には去年の中継ぎ登板で見せたあの球を100球投げて欲しいんです。100球無事に投げるのが目的になってしまったら並みのピッチャー、それじゃエースではないんです。清宮くんに投じた130ちょいのハーフスピードの真っ直ぐなんか、中継ぎの時に間違っても投げなかったでしょう?
中継ぎで見せたピッチングを100球、もちろんそれ以上なら大歓迎。12~15は勝てるはず。それくらいの“凄み”のあるピッチングだったんです。いわゆるエース格のピッチャーはそれをできるからエースと呼ばれているんです。
100球持たないなら後ろで投げるのも立派だと思いますし、むしろリリーフ向きなんじゃないかなと正直思っています。
ただ石田投手も今永投手も東くんも、それぞれエースになれる資格と凄みを持ったスペシャルな投手です。
現時点では今永投手がエース=開幕のマウンドでしょう。それぐらい半年間の間に差がついたような気がします。
オープン戦2試合の内容は満足いく内容ではないはず。
去年見せた意地を次の登板こそ見せてください。